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磁束分布

磁気回路は下図のように様々な磁力線によってタイプが変わります。

磁石単体の場合
磁力線はN極から出てS極に向かうと仮定されています。
近くに磁石や鉄等の強磁性体がなければ左図のような磁力線に
なります。
磁石の近くに強磁性体がある場合
近くに磁石や鉄等の強磁性体がある場合、そちらに多くの磁力線が
向かいバランスが崩れます。
2つの磁石を異極で向い合せた場合(吸着)
2つの磁石をN極とS極で引合う程度の距離まで近付けます。
この場合、磁力線が対面にある異なる極にまっすぐ向かいます。
2つの磁石を同極で向い合せた場合(反発)
2つの磁石を同極で反発する程度の距離まで近付けます。
この場合、磁力線はこの距離の中心部でぶつかり急激に曲がります。
2つの磁石を異極で向い合せ後側を鉄で結んだ場合
磁石を向い合せただけの場合より、漏れ磁束が少なく磁力線が
増加します。
いわゆる閉回路の代表例です。
キャップ磁石の場合
左図の上を向いている磁石面と外周の鉄との間に磁力線が集中します。
この為、ヨーク(鉄材)と接触させると吸着力が磁石単体より3〜4倍に
なります。
ただし、磁力線が遠くまで伸びない為、吸着対象物との間に隙間を
空けないように注意が必要です。
用途は主に吸着用(密着)です。
セグメント型磁石を異極で向い合せた場合
磁力線は近い異極へ向かうので中心部はあまり通りません。
セグメント型の主な用途はモーターや発電機です。
その他の磁気回路
ヨーク(鉄材)を使った閉回路は他にも様々あります。
N極からS極へ向かう磁力線の特徴を基にヨーク(鉄材)を有効活用した
磁気回路を検討して下さい。