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紀元前2600年
古代中国の黄帝が『指南車』を作る

指南車とは磁石が南北を指示す性質を応用した道具で、黄帝が紀元前2600年頃に作らせたとされています。

黄帝は伝説上、黄河流域に現れて初めて古代中国を統一し漢民族天下を作ったとされる人物です。

黄帝は戦の時に敵の蚩尤(しゆう)が起こした濃い霧によって、自軍の進行方向が分からなくなり苦戦を強いられました。そこで南北の方向が分かる道具を作らせて、霧の中でも方向を誤らずに兵を動かし勝利を収めたということです。

実際には、紀元前2600年に磁石で動く指南車が作られていたのかどうか疑問の余地は多いにありますが、魏の時代以降には方位磁石に似たようなものが作られていたそうです。

今でも「指南」という言葉がありますが「教えを授ける」とか「指示す」という意味で、それは指南車が常に南を指して人々を導いたところから転じています。

磁石の性質から生まれた古い言葉です。