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紀元前70年
古代ローマのルクレティウスが『物の本質について』を著す

その生涯が謎に包まれている古代ローマの詩人・哲学者ルクレティウスは、現存する唯一の著書といわれる『物の本質について』の中で「万物の本質は物質と空虚(空間)で成立っている。磁石からは目に見えない多量の原子が流出しているに違いなく、これが磁石と鉄との間の空気をすべて打撃する為に空虚な部分(空間)ができ、そこに鉄が滑込み、お互いが付着するのだろう。」と述べています。

彼が取上げる自然現象は、人間の精神の働きから宇宙や大地の生成等あらゆる事象を指しており、それらすべてが神によるのではなく原子の運動によるものだとしています。

当時、主流であった神的な要素を排して、原子論を主張した先駆者として魅力的な人物のようです。