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紀元後1641年
ドイツのキルヒャーが『磁石あるいは磁気の術』を著す

イギリスのギルバートが磁気や磁場について実験を用いて『磁石論』を著したことによって、磁石に対する迷信がなくなったのかというと、そうではありませんでした。

ドイツの万能学者とも魔術家ともいわれたイエズス会士キルヒャーも磁石に関する書籍を何冊か著し、磁石には自分の意思や感情が伝えられると考えました。貴族や聖職者が庶民の心を惹付けるのも、男女が互いに惹かれ合うのも、この世に見えない力が存在しているからであり、神を宇宙の中心にある磁石であると説明しました。

更に磁石を動かすと近くに置かれた磁石も動くところから、大きな磁石を使えば無線通信のように相当離れた場所にも合図が送れるというユニークなことまで考えました。