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紀元後1917年
本多光太郎が『KS鋼』を開発する

1914年に開戦された第一次世界大戦は日本における人工磁石の発明に影響を与えました。戦争の影響で輸入が途絶えた磁石鋼に代わるものとして、東北大学教授本多光太郎らによってコバルト・タングステン・クロムを含む合金磁石であるKS鋼が開発されました。

保磁力で比較するとKS鋼の保磁力は250エルステッド、当時の高性能磁石であったタングステン鋼の保磁力は70エルステッド程度でした。

磁石に対する技術力が発展途上と思われていた日本がKS鋼を開発したことは、欧米諸国に非常に大きな衝撃を与えたようです。

ところで、KS鋼の開発にあたっては住友吉左衛門より多額の寄付を受けたことから、彼の名にちなんでKS鋼と名付けられています。