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紀元後1931年
加藤与五郎・武井武が『OP磁石』を開発する

フェライト系磁石の草分け的存在であり当時の磁性体の概念を覆すこととなったOP磁石(コバルトフェライト)は、東京工業大学教授加藤与五郎らによって亜鉛フェライトを急冷すると磁力が発生するという発見をきっかけとして開発されました。

OP磁石は一般的に鉄錆と呼ばれている酸化第二鉄を主原料とした一種の瀬戸物のような磁石でしたが、磁石としての性能は当時の合金磁石を上回るものでした。

OP磁石から改良を加えられたフェライト磁石(ストロンチウムフェライト)は、化学的に安定している酸化物であることや製鉄工程の副産物が主原料で低コストである利点を生かし、現在でも世界中で最も多用されています。