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紀元後1983年
『ネオジム・鉄・ボロン(ネオジム)磁石』の登場

現在の最強磁石は、1983年に住友特殊金属株式会社(現 日立金属株式会社)とアメリカGM社がそれぞれ開発したネオジム磁石でネオジムと鉄とボロンからなる合金磁石です。

最大エネルギー積で比較すると、ネオジム磁石が45メガガウスエルステッド以上、フェライト磁石で4.5メガガウスエルステッド、サマコバ磁石でも29メガガウスエルステッドですから、いかにネオジム磁石が高性能磁石かが分かります。

ネオジム磁石の磁気エネルギーの強さを示す簡単な実験があります。1万円札にネオジム磁石を近付けると紙幣が動きます。それは紙幣の微量な磁性インクに反応しているからです。

優れた磁気特性と原料のネオジムと鉄が豊富で比較的低コストである反面、耐熱性が低く使用温度に注意が必要なことと、錆びやすく表面処理が必要で用途が制限される場合があります。